後藤歩さんです。
2008年に毎日書道会員に、史上最年少で昇格したと思ったら、
このたび、書道芸術院展の大賞まで最年少で獲得しました。
いつも笑顔のさわやかな青年です。
学校での様子はわかりませんが・・・
まぁ、賞をとったからとか、資格がどうだとかいうのは
一般人にはあまり関係ないことで、
おらにとってもどうでもいいことなんですが、
彼の独特の感性からはじき出される線と飛沫。そして造形をご覧ください。
文字として読もうとしても無駄ですョ。
これは、前衛書とか墨象とか呼ばれるもので、
徐々に書道界でも認められつつあるアートです。
宮城では、わりとメジャーなんだけどね。
どうしても、「書」=文字というのがあり、
なかなか理解しがたい分野となっております。
墨象作家がよく言うのは、
「デザインとか模様とかと同じように
ただ感じていただければいいのですよ。」
なんだけど、これが逆にわかりづらくしているような気がする。
しかも、作品名まで、番号とか無題とかになると、
鑑賞する側は何をよりどころにみればいいのかまったくわからなくなるようです。
今回の歩君の作品名は
「結」
で、記事にもあるように、
3月11日からまだ行方のわからない友との結びつき
を表現したものです。
どうですか。ここまで説明があればなんとなくイメージできたのではないでしょか?
人それぞれ感じ方は異なるでしょうけどね